2014年10月8日水曜日

健康(3)– 腎臓結石


健康(3)– 腎臓結石


 健康をカテゴリのひとつにしたら昔かかった病気をいろいろ思い出した。わずかかもしれないが参考になると思って書いて見る気になった。20代、30代、40代いろいろ病気をした。50代は癌かもしれないということで手術をした。40代後半から運動を心がけるようになった。今、あきらかに運動の効果がでていると実感している。病気になったおかげで運動をし、逆に健康になったと感じている。今迄かかった病気と私の健康法をこれから少しずつ書いていく。

    20代いまから40年以上前になる。朝起きると腰回りが痛い。位置はどこかと言われても腰回り全体が痛くてはっきりしない。それでも、とてつもなく痛い。歩いて約20分のところにある近所の病院に歩いて向かい始めた。あまりの痛さに少し歩いてはしゃがむ。少し歩いてはしゃがみこんだ。通勤時間帯で何人もが横を通り過ぎるのに誰も声をかけてくれない。皆薄情だと思うが姿は見えない。周りを見ている余裕がない。足跡だけが聞こえる。

 やっとの思いで病院についた。先生に言われるまま治療台に横たわる。先生が右の下腹部を抑える。「痛いか」「痛くありません」。次に先生が左の下腹部をおさえる。「痛いか」「痛くありません」。次に先生が下腹部の真ん中をおさえた。思わず唸った。「うっ 痛ったった!!」「腎臓結石です。入院して下さい」

 今は超音波で腎臓結石を砕いたり、薬で散らしたりするとのことであるが、当時はそんなものはない。ベットに横たわるだけ。痛い痛いとわめくと看護婦さんが飛んできて注射を打ってくれる。あまりに痛いので時々もう一本とおねだりをする。最初は打ってくれていたが、これは強いお薬なので、二本目はもう打てませんと言われた。打ってくれていた注射はモルヒネだった。

 腎臓結石は痛い時は痛いが、ある程度時間が経つと全く痛くなくなる。普段の元気な自分にもどる。極端な痛みと痛みの全くない時を繰り返す。先生に何故ですかと聞くと「結石が尿道に抜けていっている。その途中ところどころ狭くなっている。そこを結石が通るとき痛くなる。痛さはお産と一緒」といわれた。

 入院といってもモルヒネを打ってもらえるだけ、それもあまり打ってもらえなくなった。なんとなくもう峠は越したと思った。そう思ったら次の日に、退院しますといって勝手に退院してしまった。

 数日して小便をしているとカキンと便器に何かがあたる音がした。便器から米粒大の結石を拾い出した。

 なんで腎臓結石になったのだろう。今思えばその当時は昼と夜が逆転しており生活が不規則だった。食事も外食ばかりで偏っていた。

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